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THE BANK OF PUTTERS

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2009年 09月 18日

美しいもの

美しいもの_a0093304_17235890.jpg


のっけからクラッシーなクラブの画像で申し訳ありません。
ジョージニコルの100周年記念のウッドです。アイアンセット、パターとともに作られて、ウッドは
アイアンセットと組で販売されました。


美しいもの_a0093304_17252924.jpg


スペックはここでは触れません。どのみち今のクラブと比較したら笑ってしまうようなものだからです。
では何故そんな古いクラブの画像をこうして並べ立てているかというと、単に「綺麗だなあ」とあらためて
感じたからです。本当に申し訳ないぐらい単純な動機なのですが。
今のゴルフクラブは、塗装や研磨などの仕上げを見ても本当に完成度が高いです。ヘッドのカラーリングを
見ても、よく考え尽くされ、プロがデザインしたのだろうなと思うものも数多く見られます。
それにひきかえこの当時のクラブは技術的にはまだまだ未熟です。もともと、ボールを引っ叩くという機能の
ゴルフクラブにはファッションはそれほど追求されなかったのかもしれません。


美しいもの_a0093304_17301530.jpg


これら3枚の画像は、どれもプロがスタジオで撮ったものではありません。私が事務所の片隅で
適当に置いてデジカメ(当時たしか400万画素ぐらいのヤツでした)で撮ったもので、決して写真の
クオリティは高くありません。それでも、何か見る側を引きつける美しさがあると思う、のは私だけでしょうか。
もちろん、最近のクラブには当時のクラブにはない機能美もあります。工業製品としての成熟度で言えば、
大人と子供、ぐらいの差はあると言っても過言ではありません。
ただ、今のクラブにここまで惹かれる事が正直あまりないのです、私は。

どうしてでしょうか。トシ取ったからなのか。それとも美的感覚がかなりアレなのでしょうか。
たぶんどちらもあるとは思うんですけど。



美しいもの_a0093304_17351058.jpg


鍛造のDCIアイアンです。確かヘッドは三浦技研さんの手によるものだと記憶しています。


美しいもの_a0093304_17361957.jpg


なんというか、「静かな凄み」みたいなものを感じます。

どちらもそうですが、使いやすいとかやさしい、という本来ゴルフクラブにとって一番大切な要素で
語るべきものではなさそうです。

by greishi_7146 | 2009-09-18 17:37 | OTHER IRONS/WOODS


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