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THE BANK OF PUTTERS

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2008年 06月 10日

S/C スコッツデールアンサー

 S/C スコッツデールアンサー_a0093304_1712581.jpg


手元に何本かある復刻版サンドキャストアンサーの一本です。
形状はいわゆる「平型」【フラットソール】と呼ばれる、ソールのRが少なく平べったいほうです。




 S/C スコッツデールアンサー_a0093304_1734010.jpg


製造時のスペックは35インチですが、1インチカットして34インチにしてあります。
復刻版アンサーでもシリアルナンバーのあるサンドキャストのモデルにはオリジナルと
同じスリットが入っています。


 S/C スコッツデールアンサー_a0093304_175332.jpg


ロゴを見ると、やはり型がヘタリ始めているなあ、という印象を受けます。
サンドキャスト製法の宿命と言えます。キャビティ内のロゴは割と鮮明です。
ネックは一見だらしないようでいて、構えた時に邪魔にならず、かつターゲットとして
機能しています。


 S/C スコッツデールアンサー_a0093304_1782879.jpg


グリップももともとついていたテクスチュアスパイラルからピストルに替えています。
こちらのほうがオリジナルには近いフィーリングが得られると思います。



 S/C スコッツデールアンサー_a0093304_1795195.jpg


このパター(個体)の最大の特徴はトップブレードの薄さです。
それに伴ってヘッドも軽く、ひいてはバランスも総重量も軽いです。
34インチでB5、424gになっています。
同モデルの他の個体と較べてみても、この一本は飛び抜けて軽いです。
これはヘッドがヘタレているというよりは、研磨の問題ではないかと思われます。


 S/C スコッツデールアンサー_a0093304_17125955.jpg


同モデルで比較的シリアルナンバーが近い(=型の状態も近いと思われる)ものと較べてみました。
これだけ厚みが目に見えて違うのは珍しいです。
下の二枚で較べて見ると、フェースのツラからネックの立ち上がりの距離が違う事に
気づきます。この事により、トップブレードの厚みの差とヘッドの奥行きの差はともに
フェースの研磨によってもたらされた事が判ります。
アンサー2のようにフェースにロゴが入っている場合だと、ここまで削ると刻印まで
落としてしまうので製品化出来ないのですが、アンサーの場合は幸か不幸かフェース面が
無地なのでこういう研磨もアリといえばアリです。
実際、古いオリジナルのスコッツデールアンサーにはこれぐらいの薄いトップブレードのものもあります。

この限定復刻モデルも大多数は厚いトップブレードです。
個人的には薄いブレードで軽いヘッド、というのは昔のアンサーぽくて好きです。

by greishi_7146 | 2008-06-10 17:20 | PING ANSER


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