１番アイアン

ベリリウムカッパーなどの素材、B66ブロンズパターなどのモデル、ボールなどの
カテゴリー・・・ピンを例にとっても「もう売っていません」というアイテムは少なくなく、
またその理由も色々です。





これもそんな中の一つです。　
素材やモデルをクロスオーバーして無くなってしまった「１番アイアン」です。
無くなった理由はひとえに「需要がありませんもので」という事です。
i3を最後にカタログから姿を消しました。もしかしたらこっそりプロ用に作っているかも、
とも思いましたが、ツアープロで１番アイアンをバッグに入れている人、というのは
最近（昔も、ですが）見ません。ともあれi3+から今日に至るまで１番アイアンは
見かけません。





こんな感じなので需要が無いのだと思います。アイガー北壁かっ！とツッコミたくなる
ような見事な絶壁です。　ロフトは15.5度なのでまあドライバーに較べればややロフトは
あるのですが、アイアンでこの切り立った崖はかなり怖いです。





ジング２でもISI でもまあ見た目は同じです。ピンのロングアイアンはやさしい、という
定評があったので２番アイアンをバッグに入れている人はいましたが、１番はちょっと
厳しそうですね。





現行モデルではi10,G10, S58は２番アイアンから、RAPTUREは３番アイアンからの
ラインアップです。タイトリストなどの他メーカーも多くは「上位モデルは２番、
汎用モデルは３番から」というラインアップのようです。





１番アイアンがあるのはKARSTENシリーズ（１〜４）、EYE, EYE2, EYE2+, ZING,
ZING2, ISIシリーズ, i3 です。
ちなみに単一のモデルで一番番手が多いのはISIシリーズで#1,2,3,4,5,6,7,8,9,W1,
W2,S1,S2,S3,Lの１５種類、同一モデル名の番手数ではジング２が１６ですが、
ジング２の場合はカッパーのウエッジシステムは別モデルと見なされるのでISIが
ピンでは一番番手数が多いモデルと言えます。






ジング２にはJZ,　ISI-NにはZZ65のスチールシャフトがついています。
重いです。39.5インチでジング２は403グラム、ISI-Nは393グラムです。

練習場のマットの上からボールを上げるのはかなり難しいです。
ラフに浮いている、あるいは状態の良いフェアウエーからなら・・・とも思いますが、
これをバッグの中の１４本に入れるのはかなり勇気が要りますね。