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THE BANK OF PUTTERS

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2007年 10月 06日

パターのフィニッシュ

ウッドのフィニッシュについて以前にちょこっと書きましたが、今回はパターの見た目の
違いです。


パターのフィニッシュ_a0093304_172282.jpg


どちらもカツ・ヤマモト2000シリーズの中の2002モデルです。
暗い色のほうが実際に採用された色です。明るいほうがニッケル系、暗いほうがクローム系の
仕上げだったと記憶しています。


パターのフィニッシュ_a0093304_1765238.jpg


同じヘッドでもずいぶん構えた時の印象は異なります。ヘッドが締まって見えるのは
暗色系、逆に大きく見えるのは明色系のほうです。どちらを選ぶかは作り手の主張VS
買い手の好みの綱引き、みたいな部分があります。このモデルの場合は海外向けの
半ば特注のような品物なので買い主の意向も最初から反映されます。


パターのフィニッシュ_a0093304_1794815.jpg


この2種類に絞られるまで出来不出来ひっくるめて延べ7〜8種類のフィニッシュサンプルを
作りました。微妙な違いのフィニッシュの場合「AはXのモデルには合うけど、Yのモデルには
Bのほうがいいなあ」などという堂々巡りになりがちで、結果サンプルばかり増え続け、
納期はじわじわ延びていく、という悪循環に陥ります。
ロゴの色などは大体ボディの色味に合わせて決めます。「金色に・・・」という
リクエストがあったのですが、これはうまく言いくるめて回避しました。
(安っぽくなるのが目に見えていたので)


パターのフィニッシュ_a0093304_17141821.jpg


歩留まりを考えると明るいフィニッシュのほうが実はリスクが低いです。暗色系は
どうしてもわずかな色の不均一をめだだせてしまうので。

色味が決まった後はどの程度光らせる(あるいはどの程度つや消しする)か、という
仕上げの工程の選定があるのですが、それはまたいずれ。

by greishi_7146 | 2007-10-06 17:16 | KATSU YAMAMOTO


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