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THE BANK OF PUTTERS

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2007年 08月 25日

MIZUNO by Scotty Cameron

MIZUNO by Scotty Cameron_a0093304_1711325.jpg


以前にOEMパターの項でちょっと触れたミズノのパターです。
記憶が定かではないのですが、多分1991−1992年ぐらいに作られたモデルです。


MIZUNO by Scotty Cameron_a0093304_17244342.jpg


MIZUNOのロゴ。黒に黄色の組み合わせはヘタをすると非常に軽く、安っぽく見えるので
おっかないのですが、この黄色とロゴの大きさは上手いです。
キャビティ部にもエンドミルのマークが残っています。


MIZUNO by Scotty Cameron_a0093304_17271969.jpg


形状は当時流行り(というよりブーム終わりかけの)削りだしパターの教科書のような
ブレード型です。今のCirca62 Model2、というのがこの形状を踏襲しているみたい
ですね。 34インチで508グラム、C9+と非常にオーソドックスなスペックです。


MIZUNO by Scotty Cameron_a0093304_173030100.jpg


このモデルはM-200です。他にM-100, M-300, M-400の3モデルがあります。
ソールにもマシンミルドの目が残っています。 
推測ですが、100%インゴットからではなく、鍛造+ミルドなのかもしれません。


MIZUNO by Scotty Cameron_a0093304_1736398.jpg


あまり自己主張の強くないフェースのミリングマーク。削りだしブームの頃はわざと
ミリングマークをヘッドのあちこちに残してミルドである事を強調したりしましたが、
このパターのフェースのミリングはあくまでフェースを精密にフラットにする手段、
という本来の趣旨どおりの使われ方です。従って指でなぞってもミラー仕上げのように
滑らかです。 ただし、打感はその分硬めになるかもしれませんが。
(右はKEN EDMISTONパターのミリングとの比較です)




MIZUNO by Scotty Cameron_a0093304_17394882.jpg


当時の削りだしパター(鍛造も)では非常によく見ることが出来るネック形状です。
ヒール部分もこんな感じのものが多いです。TOD MOORE, T.P. MILLS, KEN GIANNINI
などの先人達が好んで使った形状で、それゆえブームによって押し流された感もあります。
CIRCA、というシリーズでCAMERON さんがこの形状を世に残そうと頑張っているのは
本当に有り難い事なのかもしれません。

このパター、どうみても未使用品なのですが、その割にシャフトラベルも無く、グリップも
市販品のロイヤルRG パーフォレイトが使われています。これがデフォルトなのでしょうか?


by greishi_7146 | 2007-08-25 17:47 | CLASSIC BLADES


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