短命に終わったニッケル素材のパター。
後期になってフィニッシュが従来のピンパターのスタイルを踏襲した
バレル研磨から細かいサンドブラストに変わりました。
便宜上「ツアーフィニッシュ」と呼ばれ分類されましたが、
別にツアー仕様ではありません。
個人的にはキズが目立ちにくいバレル研磨のほうがパターの機能面では
優れていると思いますし好きです。
ベリリウムニッケル合金は合金としては硬いにもかかわらず、
パッティング時に手が感じるフィーリング=打感はソフトで
フェースにボールがくっついている時間が長く感じられるようです。
いわゆるsoftではなくsoft feelと言ったほうがいいかもしれません。
素材としては理想的ですが、残念ながら歩留まりの悪さとコスト高
(どうも溶かして再利用、というのが難しいらしい、と言ってました)
が原因でアイアン(ISI-Nシリーズ)同様生産された期間は短かったです。


