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2007年 01月 31日

RAM ZEBRA

ACUSHNETからシェアNO.1を奪い、後にODYSSEYに奪われるまで、
名実ともにNO.1パターメーカーの座に君臨したピンパターですが、
実は瞬間風速での首位陥落のピンチは何度かありました。
日米において一番の対抗馬がRAM社のZEBRAパターでした。
本格的なマレット(当時は「カマボコ型」などと呼んでいました)としては
初のヒットシリーズだと思います。
特徴のある縞模様、同じくゼブラストライプの靴下のようなパターカバーは
グリーン上とゴルフショップのパターコーナーを席巻していました。
シェアが奪われた、あるいは売上が落ちた、という事実以上に腹立たしかったのは
床面積を取るそのデザインでした。ゼブラ一本陳列する為にピンパター2本が
売り場のパターラックから押し出されるのですから、これは痛かったです。
現在のデカヘッドの深重心パターなどは、売り場面積で考えるとブレードパターの
3倍ぐらいの値段で売らないとショップとしては割に合わないのではないでしょうか。


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一番オーソドックスなモデル。画像のパターはRAM40周年記念の特別版のようです。

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by greishi_7146 | 2007-01-31 22:22 | OTHER PUTTERS
2007年 01月 30日

ANSER-2 BACK CAVITY

ANSER-2のいくつかのヘッドのキャビティ側の画像です。

フェース、トップなどの個々の画像はいずれ近いうちにアーカイブで
アップしようと思います。


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ステンレスのPAT PENDモデルです。ノーマンが使ったりした事で一時期はかなりのプレミアがついていました。


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同じくPAT PENDモデルのブラックサテン仕上げです。


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ステンレスのPAT #入りのものです。一番売れて世の中に出回っているのが
これです。


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「みんなが大好き」ベリリウムカッパーです。BCのPAT PENDは今でもかなりの人気らしいです。


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ステンレスのツアーフィニッシュです。ツアー、と呼ばれていましたが、別に
ツアー限定仕様ではなく、ある時期からすべてのステンレスモデルの市販品が
このフィニッシュになりました。


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IsoPur のANSER-2iです。 この頃からテレビ映りの効果も考えてPINGの文字を
目立つように大きく白塗りにしました。
大写しになる事が多いパターのキャビティはこれ以上ない広告塔です。


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ニッケルです。柔らかい打球感と美しさは見応えが有ります。
見た目にはステンレスのツアーフィニッシュと同じようですが、サイトラインが
金色なのがニッケル、黒がステンレスです。(同様にフェースのロゴ色でも区別できます)
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by greishi_7146 | 2007-01-30 19:39 | PING ANSER
2007年 01月 29日

Karstenさんのシグネチュア

PING、といえばやはり偉大な創業者KARSTEN SOLHEIMその人。

一線を退くまでPINGというブランドもKMCという会社そのものも、
まさにカーステンさんそのもの、といった感じでした。

その割に意外とカーステンさんのシグネチュアが入った商品は多くありません。
活字体で「KARSTEN」と書かれたものは多いのですが、本人のサインのものは
思ったより少なく、かつ使われる基準が極めて曖昧です。
エース級の商品、あるいはハイエンドモデルなどの「選ばれた物」にのみ
使われているわけではなさそうです。

とりあえず身の回りで見つけたシグネチュア物です。

(1)BALL; これはZINGです。EYE2の後に出たとてつも無く打感の固いボールです。

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(2)SHAFT; ALDILA by Karstenのグラファイトシャフトです。
        パター用にも同様のロゴが使われています。ウッド用、アイアン用は
        K-101,K-201,K-301の3種類の硬さがありました。


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(3)PUTTER; ZING 5BZです。これはもともとシグネチュアが入っているわけではなく、
カーステンさんが自分の誕生日のお祝いの席で参加者に配ったZING 5BZです。
配られたのが何の変哲もないZING 5BZだったので、図々しく文句を言って
生年月日とシグネチュアを入れてもらいました。
後で聞いたのですが、たとえそのような私的な用途であれシグネチュアを何かに使う
には稟議を通す必要があるそうです。。。いやはや面目ないです。


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あっ!


他にも1990年代後半の年に出たL8+キャリーバッグのSIGNATUREシリーズや
記念モデルのKARSTEN-1パターなどに使われていた記憶があります。
まだまだ探せばどこかに使われている可能性も高いです。
ディズニーランドの隠れミッキー探しではないですが、見つけるとちょっと嬉しい
かもしれませんね。


追記; よく見たらANSER-Fのネック、ANSER-2iのバックにもありました。

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by greishi_7146 | 2007-01-29 22:34 | PING OTHERS
2007年 01月 29日

TINKLER 音の出るパター

科学的な事は昔から苦手なのですが、
音を反響させる空洞があって、その音を共鳴させながら逃がす
スリットがあれば、金属は高くで澄んだ音を出すようです。


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G.M. WILSONというイギリスのパター屋さんが作っていた「TINKLER」というパターです。
断面が四角なモデルと丸いモデルがありました。
どちらも澄んだ高い音がかなりの残響とともに響きます。
音叉にも似ていますし、原理はハモニカにも共通するものかもしれません。
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TINKLERという名前が示すとおり、もともと音を出す事を主眼にデザインされている
パターです。壁面の厚み、スリットの幅なども最大限の効果を生み出すよう計算されているようです。
ロングパットの時など、かなりシャレにならない音が出ます。
3パットなぞした日には、前後の組にまで聞こえそうです。これなら3パット撲滅できるかもしれません。
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by greishi_7146 | 2007-01-29 14:49 | OTHER PUTTERS
2007年 01月 28日

Oops! There they are ~ヤツらはイライラしながら...

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未だ写真を撮ってないヤツ、画像はあるけど整理するのが面倒でそのままなヤツ。
まだまだ結構な数のパター他が待機中です。

ブログの場合、画像サイズがオークション同様500kbまでという縛りがある上、
非常にシンプルなフリーウェアでレタッチやリサイズをしているので
なにぶん面倒臭いのです。
夜になり、イッパイ引っかけた後だと簡単な画像のアップすらままならず
(誤字が多いのはそのせいです)今夜も後ろめたい思いでコイツらの横で
グラスを傾けてたりします。

・・・ペースアップしないと年内に終わらないなぁ。
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by greishi_7146 | 2007-01-28 20:32 | GENERAL
2007年 01月 27日

モデルのネーミング 〜3文字の謎

ANSERがANSWERからWを削った名前、というのはとみに有名です。
ANSWERという文字が限られたスペースに入らない事に悩んでいるカーステンさんに
奥さんのルイーズさんが「W抜いても発音は同じだから・・・」とヒントを出したエピソードは本当に微笑ましいです。

ステンレスのミルドの技術も無く、精密鋳造はコストと生産量の問題で手が出なかった
当時のカーステンさんにとって、ヘッド作りのほとんど唯一の選択肢が「サンドキャスト」でした。
大がかりな設備投資も不要で少量生産には適しているものの、サンドキャストには 1)細かい造作に不向き 2)型のヘタレが早い という弱点があります。
つまり、スペースいっぱいに使って細かいロゴを入れる、という事が苦手です。
同時に、これから世に出るブランドにとって、ブランド名やモデル名は出来るだけ大きく
アピールしなければならない、という命題もあります。

そこで考えられるのは「出来るだけキャッチーな名前で、かつ出来るだけ短く」という
モデル名の付け方です。

69シリーズも、後のステンレスのZEROシリーズもそうですが、PINGパターの初期の
モデルは比較的短いものが多いです。
中でも目を引くのはアルファベット3〜4文字のモデルです。
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各モデルのロゴの入れられるスペースの縦横比や大きさを見ると、なぜこんな
ぶっきらぼうなモデル名になってしまったのか、という理由も想像がつきます。

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by greishi_7146 | 2007-01-27 21:16 | PING BRONZE
2007年 01月 26日

パター屋さんも大変ですね

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MIZUNO by Scotty Cameron

ウッドやアイアンと違い、パターは一人の卓越した作り手(デザイナー、アーティスト、
職人等色々な呼び名はありますが)の存在が大きく物を言うクラブだと思います。
パター作りはチームプレーというより個人技なのかもしれません。
感性に左右される要素がそれだけ大きいのでしょう。
ツアープロが契約に縛られず自由に選ぶことが出来る(最近では「比較的」という
前置詞が必要ですが)のもパターに『一攫千金』が許される一因です。

ただ、ある程度の規模まで功成り名をなす事は出来ても、そこから更に
メジャーを目指すのにはやはり個人の力では限界があるようです。
特に広大なアメリカの市場では地域の販売の面倒を見るセールス網が構築されていないと
Nationwideなブランドになるのは大変困難です。
クラブ全般、ボールからアパレルまで手広く売るメジャーブランドと違い、
いくら売れているといえパターだけでセールスのサラリーや歩合をカバーするのは
ちょっと無理です。

そこで「メジャーとの契約」という形が頻繁に取られます。
と言っても、メジャー側にもメリットはあります。水もので、しかも「感性」という
計算やマーケティングも時に埒外なパターという分野で、一番安全で手っ取り早い
のはすでに定評や名声を持っているパター屋さんを名前ごと買う方法です。
日本においても、不思議とパターにおいては海外勢に太刀打ちできないメジャーが
しばしばアメリカのパター屋さんと組んで来ました。
ブリジストン(ツアーステージ)のKevin Burns、ダンロップのTod Moore、
ミズノのT.P Millsなどがそうです。


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SPALDING TPM by T.P. Mills ちなみに後年のMIZUNOは息子のDavid Millsの監修


アメリカに於いてさえ、Titleist=Scotty Cameron, MacGregor=Bobby Graceなどが
その例として挙げられます。 過去にもCobra=Bobby Grace, Hogan=Bettinardiなど
数多くありました。 個人名ではなくブランド単位では更に盛んだったと思います。

そうやって考えてみると、徹頭徹尾独り立ちしてきたPING=Karsten Solheimという
存在は特異なのかもしれません。
パター屋さんとしても、起業家としてもやはり卓越した技量だったのでしょう。

パターデザイナーというと頑固な物作りの鬼才のイメージが先行しますが、
やはりそこは商売。おまんま食べていくというのは楽では無いのですね。


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K.W Murray by Ken Edmiston このように名前を一切出さない場合は「下請け」という分類になります
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by greishi_7146 | 2007-01-26 21:36 | GENERAL
2007年 01月 26日

金曜100円市

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久しぶりに金曜100円出品です。
どうも金曜ぐらいになると溜まったストレスがいっぱいいっぱいになるらしく、
他人様に迷惑をかけたり、警察のご厄介になったりしないよう、オークションで
発散させています。 最低価格とかいう面倒は一切無し、100円で終わっても
それはよしとしています。 過去に一度、うっかり希望落札価格を100円に
してしまい、本当に100円で即終了した事もあります。

今回の舟盛り、メインの中トロはTONEY PENNAです。

2/2 落札価格=14,510円、入札=29で終了致しました。
落札いただいた方は勿論、入札いただいた方、ご覧いただいた全ての方に
厚くお礼申し上げます。

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by greishi_7146 | 2007-01-26 17:29
2007年 01月 25日

Toney Penna

マグレガーで数々の名器といわれるウッドをデザインしたトニー・ペナのパターです。

平行な線がほとんど無く、完全にフラットな平面も、規則性のある曲面も無い、
いい加減に作ってあるようでいて構えるとピタっと決まる。。。
判っている人が手ずから作った物、という感じです。
特に85th Anniversaryモデルのフェースのトゥ側の逃がし方などはお見事の一言です。

各論は語ると長くなりますので、まずはそれぞれの画像のみアップします。
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これが一番オリジナルなモデルです。これが全モデルのベースになっているようです。


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Toney Pennaのウッドにも見られるTPマークのついたもの


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80th Anniversaryの0号サンプル。つや消しバージョンです。


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同じく0号サンプル。こちらはちょっとGeorge Lowを意識したっぽいフィニッシュです。
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85th Anniversaryモデル。どこをとっても見事です。鎚痕や細かい研磨キズはありますが、
パターとしての完成度は見とれるほどです。
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by greishi_7146 | 2007-01-25 23:33 | CLASSIC BLADES
2007年 01月 24日

BOBBY GRACE The Black & Dovetail Design

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正確には2001年1月に発売がリリースされたBobby Graceのシリーズ
「The Black & Dovetail Design」という黒x銅色x銀色のコンビネーションが印象的なパターです。


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2000年一月のオーランドでのPGAショウ。
Acushnetグループ(Titleist/Foot Joy/Cobra)のブースでふと気になった事がありました。
(あれ、Bobby GraceってCOBRAじゃなかったっけ?)
広いブースの中でちょっと肩身が狭そうなコブラのスペースのどこにもCobra By Bobby Graceのパターは並んでいませんでした。
同じ事に気が付いた人で、目端の利いた商売人はここでクローズアウトのコブラパターをまとめて買い叩く方法を探すのですが、基本的にあまり頭の回転が速くない人=私は「れ〜?どこ行ったのかなあ?」などという素朴な疑問をAcushnetの人に聞いて回ったりします。  この時点でBobby Graceさんとは面識も商売も無いのに。
・・・オーランドのショウって、並行輸入する人や小売りのバイヤーさん、メディアの
人以外はけっこうヒマなので。
結局、ACUSHNETの人が良さそうなセールスの兄ちゃんがライセンスや特許関係の
偉いさんを引っ張ってきてくれて教えてくれました。
「契約、切ったんだ」 ・・・よくある事です。

ヒマついでにこの男を探せ、という漠然とした指名手配が容疑不明のまま始まりました。 そうは言ってもあまり真剣に探す気も無いので、捜査網は大穴だらけでした。



日本に帰り、そんな事もすっかり忘れていたまま半年が経った頃、期せずしてほぼ同時に2つのソースからタレコミがあり、突然Bobby Graceさんとの付き合いは始まりました。何度かメールのやりとりをした後、フロリダ州タンパ近郊の彼の会社に行き、それからさらに細かいやりとりがあった後にこのシリーズのパターを買う事になりました。


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モデルはマレットが3種類、ブレードが3種類、それにM.O.I. 12Kという、なんとも
奇妙な形をしたモデル。アルミとカッパーをスクリューに至るまですべて部品ごとに
削りだし、それを「ありつぎ」の要領で組み合わせて最後にフェースをミリングする、
という非常に手の込んだ箱根細工のようなパターです。 黒い部分は陽極酸化皮膜
(Black anodyzing)でアルミを表面処理しています。
それだけ手の込んだパターだったので、非常にコスト高で、それ故誰も儲からない、
という商売としては非常に面白くないブツでしたが、パターとしてはこれ以上無い
特徴満載の面白いブツでした。

ヘッドの製造はBOBBY の友人であり同じ町に住むROB JAMESの経営する大きな
マシニング会社のDECA MANUFACTURINGです。ちなみにこのシリーズ当時の
BOBBY GRACE PUTTERはGRACE & JAMESというこの二人の共同経営の会社が
発売元でした。

日本向けにはソールに小さく「B4J」と刻印が入っています。
「BOBBY FOR JAPAN」 ちょっとした遊びと輸入者識別の為の暗号です。

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by greishi_7146 | 2007-01-24 21:53 | BOBBY GRACE