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2006年 10月 27日

L型のパターを作る(1)

PING ANSER, ACUSHNET BULLSEYE, DESIGNED BY ARNOLD PALMER,
TOMMY ARMOUR IMG5, GEORGE LOW WIZARD 600...
名器と呼ばれるパターは、それ故後世に残した影響力は大きいものがあります。

色々な形で現在に引き継がれ、ある時はそのコンセプトを「INSPIRED BY」といった
ような言葉で継承され、あるいはある時は名前まで似せた粗悪なコピーとして
時代時代で生まれる名器の子孫たち。
その中でも「レプリカ」「復刻版」はオリジナルが有名であればあるほど、
あるいはプレミアで高価であればあるほど数多く作られてきました。
一つには「ブランド(のれん)の売買が盛ん」というアメリカの事情があります。
あるいは「ロイヤリティ(のれん代)はあぶく銭」という意識もあるのかもしれません。

いずれにせよ、レプリカというのはあまた出回っています。
いわゆるLIMITED物は、バブルの頃にはそれはいい商売でした。
まあまあ形を似せて作り、名器のモデル名やロゴを入れ、
限定のシリアル番号を刻印してちょっと高そうに見えるヘッドカバー付けて
化粧箱に入れればいっちょ上がり、って感じでした。
すべてがそうだとは言いません。中には非常によい出来で、細部にも
丁寧に神経が行き届いたものもあります。しかしまがら、仏作って魂入れず、
のようなイージーなコピーが多いのも事実です。

この手の話を始めると自分でも嫌になるぐらい長くなるので
今回はここまでです。
画像はARNOLD PALMERの復刻版とオリジナルです。
復刻版は軟鉄鍛造ノーメッキです。ちょっとぶつけるとキズになります。
シャフトも深いリブのフレアードを特注で作りました。
何度もダメ出しをしながら一年以上直しに直して出来上がったヘッドです。
そこそこに作ればあっという間に売れた頃に、なんでそんなにバカ正直に..
などと当時は思っていました。 今となって見ると、それが正解だったのでは、
と思えますが。
しかし、レプリカ作りの参考にオリジナルをここまで集める必要があったんでしょうか?
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by greishi_7146 | 2006-10-27 11:29 | CLASSIC BLADES
2006年 10月 27日

O BLADE Bronze

昔からあるモデルです。 
シャフト軸に対してほぼ一直線に立ち上がったネック、
フレアードチップのオーバーホーゼルシャフト、オフセットの無い
ネック形状、ヒールからトゥまでソリッドなラインのトップブレードなど。
かなりアクシネットっぽいというか、キャッシュイン型の特徴を意識したデザインです。
初期のブロンズモデルにはこうした「何でもやってみよう」という意図が感じらる
ものが多いです。 まだまだ自分の拘りや哲学だけを主張出来なかった、という
経営面での問題もあったのだと思います。

O BLADEには一つだけ他のパターと外見上大きく異なるところがあります。
グリップです。 この頃のピンパターにはすべてピストル型でPING MANロゴの
入ったグリップ(いわゆるピンスタンダードと呼ばれるものです)が使われています。
後にフェイスバランスの5シリーズの発売とともにストライプの入ったCS5や
アイソピュアあたりで標準仕様だったTEXTURE SPIRALなどが加わりますが、
それ以前はグリップといえばすべてお馴染みのPINGMANロゴがくっついていました。
...O BLADE以外は。 
なぜかO BLADEだけはGOLF PRIDE社の市販バージョンの「PRO ONLY」が
付いていたのです。もっと前のSCOTTSDALE時代にはPRO ONLYや、PRO ONLYに
PINGMANロゴが入ったものも使われていましたが、その後変更されました。
なぜO BLADEだけPRO ONLYだったのでしょう? 
いつも「次に会った時にでも聞いておこう」と思って忘れてしまい、今では
確認のしようもありませんが。

グリップがそんな事だったので、まれに「違うグリップがついてました」と
小売店から返品されたりしてました。 

BLADEシリーズ(他にL BLADE, H BLADE, BLADEなど)の中では
A BLADEと並び人気があったパターです。
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by greishi_7146 | 2006-10-27 10:56 | PING BRONZE
2006年 10月 27日

ZING2 Stainless

B60と並び、「隠れエース」モデルだったジング2です。
ブロンズのジングを元に作られたステンレスモデルの代表作です。
ベリリウムカッパー、ニッケル、アイソピュア、アイソフォース、スペシファイ..
と新しいシリーズが出ても必ず「ジング型」はラインアップされ、
現在のG5やRedwoodシリーズにもZINGの名を冠したモデルがあります。

小売店が定番で陳列するパターを選ぶ時、あるいは定番の発注計画を出す時に
まずベースになるのが「ANSER-2, B60, ZING2」でした。
元祖ANSERがしばしば無視されがちなのは「売り場で変色するから」でした。
今ではブロンズが空気に触れれば暗色化(酸化)する事ぐらい消費者がご存じですが、
当時は新品=ピカピカ、が当たり前だったので、しばしば問題になりました。

ZING2は特にこれといったウリが無いのがウリ、という不思議なパターです。
PING全盛の時代においては「クランクネックが嫌いな人向け」という、消去法の結果
売れているのでは?と思っていました。 
一言で言うとノーカンっぽいパターです。繊細さも...まあ感じられません。
そのくせプロの使用率が高いという不思議な一面があります。
女子プロにも使用者は多かったのですが、男子でも日本で荒稼ぎした
P.スタンコウスキー、L.ウエストウッドが使っていました。
以前に聞いた話だと、プロの中には繊細で寸分の狂いも無いようなパターだと
気疲れする人もいるそうです。ZING2はそのノーカンぶりがお金のかかる大事な
パットの時のシビレを緩和してくれるのかもしれません。。。あくまで想像ですが。

バックキャビティの刻印は「PATENTED」「US PAT...」「PAT PEND」の
3種類があります。(手元にある限りですのでもっと多いかもしれません)
これらは単に型の製造時期の違いだけでディティルは同じです。

画像の中の黄色っぽいヘッドがブロンズ素材のZINGです。
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by greishi_7146 | 2006-10-27 10:22 | PING STAINLESS
2006年 10月 27日

PING ANSER-2 Nickel Tour Finish

短命に終わったニッケル素材のパター。
後期になってフィニッシュが従来のピンパターのスタイルを踏襲した
バレル研磨から細かいサンドブラストに変わりました。
便宜上「ツアーフィニッシュ」と呼ばれ分類されましたが、
別にツアー仕様ではありません。 
個人的にはキズが目立ちにくいバレル研磨のほうがパターの機能面では
優れていると思いますし好きです。

ベリリウムニッケル合金は合金としては硬いにもかかわらず、
パッティング時に手が感じるフィーリング=打感はソフトで
フェースにボールがくっついている時間が長く感じられるようです。
いわゆるsoftではなくsoft feelと言ったほうがいいかもしれません。
素材としては理想的ですが、残念ながら歩留まりの悪さとコスト高
(どうも溶かして再利用、というのが難しいらしい、と言ってました)
が原因でアイアン(ISI-Nシリーズ)同様生産された期間は短かったです。

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by greishi_7146 | 2006-10-27 09:17 | PING ANSER