カテゴリ:PING OTHERS( 96 )


2011年 01月 11日

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by greishi_7146 | 2011-01-11 10:56 | PING OTHERS
2009年 12月 21日

こんなもので出来ている

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ゴルフクラブのハイテク化は日進月歩です。
理論もそうですが、やはりその進化は素材という要素を抜きにしては語れません。
ゴルフクラブの中で比較的ルールの縛りが緩い(例外が多く認められている)のがパターです。
それ故、形状や素材に進化の余地が多く与えられています。素材も然り、です。

新素材による大胆な新理論が百家争鳴の如く唱えられ始めた頃、ピンというメーカーはそうした動きに
対して非常に鈍感でした。信念も勿論あったのでしょうが、比較的近くから傍目で見ていると、何だか
保守的でもあり、また遅れているようにも感じられたのは事実です。
大御所、という感のあるピンでしたが、そもそも既成の概念を覆す大胆な設計や、積極的なテクノロジーの
取り込みで既存の価値観を壊し続ける事で他を圧倒してきたメーカーだった筈です。
軟鉄鍛造や真鍮が主だったそれまでのパターヘッドに「鋳造」「ステンレス」というとんでもない
飛び道具を持ち込んだピンは、まさに種子島銃を弓矢刀の合戦の場に持ち込んだような存在でした。

複合素材と非金属、というイノベーションに対して周回遅れの感があった20世紀末頃のピンは、その後どうにか先頭集団に追いつきました。
今でもその分野に関しては先頭集団の中に入って健闘していると思います。


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ピンでは今まで一体どんな素材がヘッドに使われてきたのでしょうか?
・・・よく考えてみたらちゃんと把握はしていませんでした。
漏れや間違いがあるかもしれませんが、以下羅列してみます。ちゃんとした答えを確認されたい方は
ゴルフショップオカムラさんのHPで一つ一つのシリーズのスペックをご覧下さい。

ヘッド本体の素材
マンガンブロンズ
シリコンブロンズ
ベリリウムカッパー
ベリリウムニッケル
17-4ステンレス
303ステンレス
304ステンレス
C805アルミニウム
ハイグレードアルミニウム
カエデ合板


インサート、ウェイトチップ等の素材
アイソピュア(エポキシ系樹脂)
アイソフォースピクセル/チタン
アイソフォースピクセル/アルミニウム
ウレタン
ポリウレタン
タングステン
ポリプロフェライン
ポリマー(ナノニッケルコート)
エラストマー
真鍮
エポキシ系樹脂

ざっと並べるとこんな感じです。
どうしても思い出せないのがIsoPurシリーズのNelliに使われていた金属です。ブロンズなのですが
確かマンガンブロンズではなくもうちょっと比重の軽いブロンズ合金だったような。。。
資料を探してみようと思ったのですが、なにしろ整理がついていない状態でして、お恥ずかしい。

追記です
haradai26様より上記のブロンズにつきご指摘いただきました。
シリコンブロンズ、という素材で、Faith, NelliとIsoForceのブロンズレーベルに使われていた素材です。
よりによって自分が2年前に書いたものでした
haradai26様にはお手間をとらせてしまい恐縮です。ありがとうございました。
・・・自分の書いたものも覚えていないというのは、いくらうっかりと言っても程がある、と反省しております。
いやはや面目ないです。

お手数ですが誤記や漏れなどりましたらご一報下さい。
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by greishi_7146 | 2009-12-21 15:54 | PING OTHERS
2009年 10月 13日

ゴールドプレーテッド 〜本物のお宝

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ゴールドプレーテッドネタです。
アンケートのお題や、珍しいパターの情報など、いつも貴重なネタを投下してくださるzero1さんより
お送りいただきました。
こんな画像は滅多な事で撮れるものではありません。

カブレラのマスターズ、オチョアのホンダLPGA、それぞれのウィナーズパターです。
二人ともマレットの中では比較的おとなしめのモデルなのでそれほどの違和感はありませんが、
やはりゴールドプレーテッドにするにはちょっと苦労しそうな大きさですね。
DOCとかUg-Leだともっと大変でしょうね。

zero1さん、毎度貴重なネタを惜しげもなくご提供いただきありがとうごさいます。
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by greishi_7146 | 2009-10-13 14:38 | PING OTHERS
2009年 10月 06日

ゴールドプレーテッド 〜ブツ撮りの天敵

いつも当ブログに貴重な情報やご意見をいただく方から50周年記念1-Aパターについて、色々と
情報をいただきました。いつも面白いネタをご提供いただき有り難うございます。


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1-Aの50周年記念パターはゴールドプレーテッドです。
オカムラゴルフさんのブログにお値段や画像が紹介されていますので詳しくはそちらをご覧下さい。
今回の一連の画像はANSER-4 GPのもので、何かの記念バージョンとか特別なものではなく、普通に「市販」されていたものです。


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当時は「餞別」「贈り物」「還暦祝い」等々、何かのお祝いの時に贈ったり自分へのご褒美などによく使われていました。売れ筋はやはりANSER-2でした。 
化粧箱とヘッドカバーがついて5万円弱だったと記憶しています。


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とにかく傷つきやすいというか、ほんの少しのスクラッチでも目立ってしまうので、当時は在庫が
非常にリスキーな商品として。正に腫れ物に触るように扱われてました。
今、このパターに悩まされるのは、当時にはなかった問題です。
ゴルフクラブに限らず、同じ問題を抱えている物は少なくありません。 


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撮影=ブツ撮りが非常に難しいのです。鏡面仕上げで、かつ反射の強いシルバーやゴールドのメッキが施されていると
周囲のありとあらゆるものが写り込んでしまうのです。蛍光灯であったり机の横の棚の本であったり自分自身であったり。凸面になっているとなおさらです。
平面なら問題無いか、というとそうでもありません。ほんの僅かな歪みや凹凸がこれでもか!というぐらい
強調されて目立ってしまうのです。 何しろ指紋から糸くずまで拾ってしまうのですから、まるで腕利きの鑑識です。
4枚の画像はそれでも「まともに撮れたほう」です。モデルによって得手不得手があるのですが、
やはりキャビティやフランジ部分の鏡面でない部分が多いパターのほうが誤魔化しが利きます。

何本かゴールドプレーテッドのパターの未使用のものを持っているのですが、オークションに中々
出品出来ませんでした。。。背後にはこんな理由があるんです。
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by greishi_7146 | 2009-10-06 16:46 | PING OTHERS
2009年 08月 31日

クラッシーなキャディバッグ

「お持ちではないですか?」「探しているのですが」
よくお問い合わせをいただくのが昔のピンのバッグです。


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今風な軽量素材のものではなく、小型でもない古いバッグです。「キャリーバッグ」というより昔ふうに「キャディバッグ」と
呼ぶ方がしっくりくるような、重くてかさばる革のバッグ。


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化学繊維や化成素材とは明らかに違うどっしりとした風合いのバッグは確かに見ていても頼りになる相棒といった
感じで安心感はあります。 ピンのものに限らず、昔のバッグは重厚でいかにも遊びの道具を入れておくもの、という
どこか特別な印象を与えてくれるものが多かったように思います。軽量素材とかその為の製法などが未発達
だったせいもありますが、重厚でそしてやはり重かったです。


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ジョイント部分からファスナーに至るまで、一つ一つ細部まで重たいので、合計するとやはり重たくなります。
考えてみたら中のクラブも一本一本が今よりかなり重いはずなので、その差はいかほどでしょうか。
そういえば昔はトランクにバッグを積み込むのもちょっとした力が必要でしたし、電車で行く時などはコースに
着く頃にはもうすでにクタクタ、なんて事も。宅急便も普及していなかった頃の事ですが。


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重い、という持ち運ぶ物としてはけっこう致命的な欠点があるにもかかわらず、白Xクロのピンのバッグは
いまだに人気が高いようです。しかも大昔のバートン社製のものが。ちょっと前にはオークションでびっくりする
ぐらいの高値で売り買いが成立していましたが、最近ではもう出品も見かけなくなりました。
冒頭のようなお問い合わせが多いのは「値段云々以前にとにかく入手できない」事情もあっての事でしょう。


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50周年のアンケートでもこのキャデイバッグを、というご回答が複数ありました。
実際には黒に金文字の記念ロゴが入ったHOOFERのバッグが販売されているそうです。それはそれで
カッコいいんですが、折角だからこの重たいバッグも出せばよかったのに・・・とこれは無責任な野次馬だから
言える事なのですが。
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by greishi_7146 | 2009-08-31 15:16 | PING OTHERS
2009年 08月 28日

アンケートの集計です Part3.2

50周年記念モデル何が欲しいですか?という設問に対するご回答で目立ったもの二つのうち前回のアイ2がらみのご回答の続きです。
アイ2に匹敵する回答数といえば、これはもう言うまでもなく「アンサーがらみ」ですね。
過去に復刻版が出ている、あるいはアンサーそのものは今でも販売されている、という点からアイア2ほどの
「渇望感」は無いようで、どちらかというと「プラスアルファ」のある条件付き回答が多かったように思われます。
ハイテクアンサーというより、より柔らかい打感であるとか、より精密なもの、というご要望が見られました。
では、アンサー編です。



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「アンサー・デールヘッド・ソフトステンレス(AM&Eのヘッドカバー付)」
「50年間のいいとこ取りをした、スコッツデールの忠実な再現(色、遠慮がちな刻印、線のやわらかさを含めて)、
だけど中身はタングステンや新素材をガンガン採用したAnserなんてどうでしょうか?」
「スコッツデールアンサーではないでしょうか?これまでも復刻版が出ていますが、昔のままのスペックで
(シャフトは33インチも)再度お願いしたいものです。」
「正直言いまして、何でしょう?、アンサーをもっと重くしたものを復刻して欲しいことかなー」
「アンサー。出来れば軟鉄削りだし+手仕上げで」
「昔販売していたブロンズ.ニッケル.ベリリウムカッパーの3種類の復刻版にソフトステンと軟鉄を加えて
5種類の素材で、スコッツデールのアンサーを出して欲しいです。高くて買えないかもしれないです」
「デールヘッドの丸みをコンピューターで寸分の違いもなく計測してCADで再現した完全なデールヘッドが
出たら嬉しいですね。」
「スコッツデールアンサー。」

限定のシリアルナンバーや特別な文言のロゴ、という要素に言及される方はいらっしゃらないのが「らしい」
点だな、とニヤリとしました。 多分皆さん実戦使用を前提とされているんだろうな、と思います。
このあたりがアンサーというパターの凄い所であるとも言えます。


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by greishi_7146 | 2009-08-28 17:17 | PING OTHERS
2009年 08月 24日

Karsten's Guide Part1





20年近く前のKMC=PINGのビデオです。
「クオリティ」というキーワードが各所に散りばめられたプロモーションの導入部です。

「アイアンヘッドを1グラム単位で管理している」
それだけを聞くと凄い事のように思えてしまいますが、ようするに計量したヘッドを1グラム単位で箱に仕分けして
在庫している、という事です。 ヘッドの生産〜加工を自社でまかなっている強みですね。
当時はウェイト管理された在庫のヘッドを人手でピックアップして1セット分を揃えていました。最先端なようでいて意外と地味ですね。

工員、事務、プロ問わず全社員を工場内敷地の一角に集めてのミーティングの場面も懐かしいです。
牧歌的であり家族的であり。
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by greishi_7146 | 2009-08-24 10:48 | PING OTHERS
2009年 08月 19日

アンケートの集計です Part3.1

50周年記念モデル何が欲しいですか?という設問に対するご回答。目立ったものが二つありました。

やはりというか、多かったのが「アイ2がらみ」「アンサー系」のご要望です。
ミーハーとかそういう事ではなく「やはり50周年の記念なのだからマイルストーンにふさわしいフラッグシップを」という
オーソドックスなご意見だと思います。
そうは言っても、そこはやはりそれぞれの「こだわり」があり、それがスパイスになって面白いご回答ばかりです。
そのままのご意見のほうがはるかに臨場感があるので、回答に当たる部分を一部抜粋しただけの状態でご紹介します。
まずはアイ2編です。

「当然ピンアイ2+以外に何があるでしょうか?」
「 EYE2 オリジナル の 50周年記念 ウエッジ・セット S & L
   そして、ヘッド素材はベリリウムニッケルでゆきましょう。」
「オリジナルEYE2 LW ミーリング加工」
「50th記念モデルは、EYE2オリジナルのウエッジ3本セット。
 フォージドなんていかがでしょ?」
「記念モデルはやっぱ、EYE2のニッケルヘッドか軟鉄でしょう。
EYE2のニッケルヘッドなんぞが出た日にゃ、借金してでも買うんでしょうな、多分。」
「ここはやはり50周年ですから、公式戦なぞ視野にいれず、思い切ってラディアスドU溝モデルを。
できればベリリューム・カッパーで・・・」
「EYE2オリジナル軟鉄鋳造(本間のアイアンは昔、軟鉄鋳造だった気がします。なんとなく作れそう。)」
「私はピンEYE2の軟鉄S20Cのモデルがいいですね。刻印はシンプルな方がいいですね。
(PING 50th anniversary)で十分です。」
「eye2のTiフェイスっていいですね。でも,eye2はメジャーなので,eyeの軟鉄バージョンなんてどうです?
ヘッド小さいし,いい感じに抜けるアイアンになると思いますが,軟鉄ってとこがpingらしくないかな。」
「やはりここはPingEyeII+でしょう。ベリリウムカッパーは、環境に配慮する必要があるこのご時勢、
やはりステンレスにしておいたほうがよいかと。」
「EYE2は、レトロでかなりカッコ良いと思います。性能(やさしさ)が現在のモデルとあまり変わらないのであれば、
EYE2が50周年記念モデルとして販売されれば、飛びついちゃうと思います。」
「軟鉄のEye2(ベリリュウムより柔らかい打感かどうか試したい)」
「EYE2+ ニッケルヘッド  BCは製造できない環境になってしまったため、打球感で違いを出せるのはニッケルかな。」
「eye2 軟鉄」

・・・なんというか、皆さんの思い入れが伝わってくる内容です。
目立つのはエッセンス=プラスアルファとして「素材」「製法」を変えたもので、というご意見です。
打感が硬い、というネガティブな感想というより、あれで柔らかかったらどうだろう??という興味や、折角の
記念だからオリジナルと少し違うアイ2を・・・というご要望なのでしょうね。

アイアンでは他に
「ラプチャーV2アイアンの17-4PHステンレス部が ベリリウムニッケルであって、チタンフェース、少しブレードが小さめ。」
といったようなご回答もありました。


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by greishi_7146 | 2009-08-19 17:57 | PING OTHERS
2009年 08月 12日

アンケートの集計です Part2

関東は久しぶりに陽射しの強い日になりました。
ゴルフ日和ですね。今日あたりはコースで首真っ赤にしてボールと向き合っている人も多そうで羨ましい限りです。


さて、アンケートの集計第二弾です。今回は第一問
1)PINGの50周年記念モデルとして販売して欲しいのは何?
にいただいたご回答から
グッズ(非クラブ)に関するお答えをピックアップします。
意外とこのカテゴリは票が少なく、トータルで13票でした。設問の「記念”モデル”」という書き方がやや誘導尋問っぽく、
"モデル”=ゴルフクラブと連想された方が多かった為とも思われます。「記念"アイテム"」と書けばベターでした。
ニホンゴ、ムズカシイ。
では、いただいたご回答をズラっと。


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キャディバッグ
「キャディバッグです。○ ○周年記念モデルのクラブは特に欲しいとは思わないので、消去法でキャディバッグとしました。」
「キャディバックです。ベースはホワイトで50周年アニバーサリーロゴ入り同色・同ロゴのアイアンヘッドカバーと
セットでいかがでしょうか?  限定本数で、イニシャル刺繍サービス付き!」

ヘッドカバー、パターカバー
「ピンマンのヘッドカバー」
「40周年記念1-Aについていたパターカバーみたいな、50周年バージョンを出して欲しいです。」


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アクセサリー・他
「なんか一品もののこ洒落たアクセサリが欲しいですね、グリーンフォークとか。
それも素材はベリリウムカッパー(さすがにこれは無理か)かブラックニッケルで。」
「マーカー」
「ピンマンをかたどった置時計。秒針はアンサーをかたどったものなんかはどうでしょう?」
「地味ですが、ボールを復刻してほしいです。今となってはもったいなくて打てませんが、眺めているだけで
楽しくなるボールだと思います。あのハーフ&ハーフの色使いは視認性も個性もバツグンだと思うのですが、
なぜどこもやらないのでしょう。」


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データ、メモラビリア
「歴代のシャフト&グリップの販売」
「僕は「これまでピンが作ってきた全モデルのデータベースDVD」のようなものが欲しいです。何十年も前の古い
モデルのアングル別写真や細かいスペック表、当時の標準装着グリップ、優勝実績や使用して優勝を飾った
プロの当時のインタビューなど、個々のモデルに焦点を当てて紹介…。」
「この機会に古いクラブの実測データや開発スペックなどの数値を公表してほしいです」
「フェニックス本社の工場見学とゴルフ、幹部を交えて夕食を摂りながらクラブ談義などのツアーご招待」
「50周年の歩みを本にしてほしいです」



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ピンマン、人気ありますねえ。
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by greishi_7146 | 2009-08-12 16:14 | PING OTHERS
2009年 08月 11日

独り言 -reprise

2年以上前のある日に書いた雑文です。
ゴルフクラブに限らず、何か新しい物が出る度にチラっとよみがえる思い出です。
それだけでなく、自分が何かを始める時、そして始めるその何かに少し迷いがある時にかみしめる
エピソードでもあります。当時は「ちょっとした思い出」ぐらいだったのですが、月日を経てからじんわりと、
あの日カーステンさんが言いたかった事がなんとなく理解でき、共鳴出来るようになりました。
・・・トシ取ったからでしょうか。


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アメリカの男女ツアーで大活躍のRapture、比類なきやさしさが売りのG5。
Gシリーズは次期モデルG10の開発も着々と進んでいるようですね。

S58の登場で、はっきりと二極化が進むアイアン、REDWOODシリーズとG5シリーズと
こちらも大きく両極に別れたパター。
ピンはここにきて一気にマーケットのマジョリティを見据えているのかもしれません。

アイアンでは初代i3の時にBLADEとO-SIZEというターゲットのはっきり異なる2モデル制を
始めて採用しました。ISI時代にもISI-K, ISI-Sという大きさの異なる2種類のヘッドが存在しましたが、
設計のコンセプトは同じでした。

昔、確かジング2アイアンが発売される時、カーステンさんを日本に招いての発表会が
芝ゴルフ練習場で行われました。 試打の前にプレスやライターさん、評論家の人などの
プレス向けの発表があり、私も「クラブの搬入搬出および雑用全般」という裏方でその場にいました。
「ピンのアイアンはヘッドもスチールシャフトも、女性用とか男性用の区別が全くない。
非力な女性ゴルファーと力の有り余る若い男性ゴルファーに同じ物を使わせるというのは
おかしいのでは?」というやや挑発的な質問が出ました。
それに対してカーステンさんは「うー、例えばピアノ。発表会やコンサートで同じ
ピアノを小柄な女性や大きな男性が使う事がある。その時、女性向けのピアノだとか
男性でないと引けないピアノというのは無い。どちらが使っても、良いピアノは良い。
ただ誰が使うかで異なるのは奏でる音色だけなんだな。」という感じに答えてました。

質問者も狐につままれていたようですが、当の本人もちょっと心配になったらしく、
打席に移動するわずかな時間に私の所に来て(たまたま近くにいた見たことのある顔
が私だけだったのでしょう)「なあ、さっきの言った意味、判ったか?」と聞きました。
「あ、ピアノのですか? いや、俺は判りましたけど・・・」
「みんなはどうかなあ?」・・・
「俺でも判るから大丈夫じゃないですか、皆さんその道のエキスパートだし」
数分後にはそんな事を忘れたかのように打席で記者さん達の試打にあれこれ口を出す
カーステンさん・・・すぐ我を忘れて身を乗り出すから危ないったらもう。

理解のあまり早くない私が、ずーっと後になって自分なりにかみ砕いたあの時カーステンさんが
言いたかった事は
1)カラーコードやグリップサイズ、長さといった要素はイスの高さや調律といった
 「TUNE」にあたる部分であり、これは性別やパワーの差ではなく、個々の体格に
 よって合わせるべきものである
2)いっぽう飛距離や弾道は「TONE」にあたる部分であり、これに対しては普遍的な
 クラブの設計コンセプトは存在しない。
・・・という感じではないでしょうか。

今になって思うに、カーステンさんにはゴルファーをアスリートVSレクレーショナル、
というようにカテゴリー分けする発想がなかったのかもしれません。いや、或いは
そのカテゴリー分けにクラブ作りを左右させる事を考えなかったのかも。
「プロが使っても、ビギナーが使っても良いものは良い」という、一種の信念です。
信念とか自信ではなく、それが当たり前、と思うところが天才の天才たる由縁でしょう。

個人的には今のピンの路線は非常に正しいと思います。大きなブランドを背負う大手メーカーとしては。
「俺様がいいと思って作る物が一番いいんだから、文句言わずに使え。嫌なら使うな」
的な頑固オヤジ商法はやはり消費者には受け入れ難いものがあります。
出来るだけ多くの選択肢を、出来るだけ選択方法が判りやすい形で提案する。
物作り側の責任放棄ではなく、これは立派な結論です。
選択肢ごとのカラーが鮮明であればあるほど消費者にとっては有り難いです。

ただ、カーステンさんのような絶対的な存在が「お前が使うのはこれだ!!」と
出してくる物が最近少ないのは淋しい気もします。勝手な言いぐさですが。

ともあれ、G10ドライバーは楽しみではあります。
楽しい驚きに満ちたクラブなのか、それとも安心感のある落ち着いたクラブなのか。
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by greishi_7146 | 2009-08-11 15:39 | PING OTHERS