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カテゴリ:KATSU YAMAMOTO( 22 )


2009年 03月 28日

ヤフオク 〜昔はものを・・・

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仕事がらみでドタバタしているのもあって、今年に入ってからオークションで何もしていません。
・・・まあ売るべき物が少なくなっていたり、景気が悪くなっていたりするせいもあるんですが。

出品を見合わせている一番の原因が、素早い対応が出来ない事です。 出品時に一筆お断りを入れれば、別に終了後2〜3日かかってやりとり〜発送してもそれは良いのかもしれませんが、どうも性格上「お待たせする」のが
得意ではないので。根っから小心者というか、ビビリなもので。 やはり出品した以上は落札後お待たせせずに
お届け、というのが一番だと思いますので。

それにしても、オークションを始めた頃の出品物を見ると、我ながら結構な出物を出しているのに驚きます。
変な言い方ですが、あの頃の自分の出品している物で、今なら自分が入札してしまいたい物もあります。

画像はそんなある日の出品。Katsu Yamamoto 97シリーズ3本。9710はキャビティのロゴが違うもの、
9711はサイトライン入りのもの、確かどっちかがロゴ入りの革巻きグリップついてたと思います。
1万4,5千円ぐらいだったような。定かではないですが。
もしかしてご覧の方で「あ、これオレが落札した」という方がいらっしゃるかもしれませんね。
200万画素・・・当時は高スペックだったんですよ、これでも。
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by greishi_7146 | 2009-03-28 17:13 | KATSU YAMAMOTO
2009年 02月 15日

KATSU YAMAMOTO 2005,2006,2007

ステンレスのKATSU YAMAMOTOパターの中で、後から追加された3モデルです。


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2005SLです。ヘッド形状はいわゆるパル型です。メジャーなモデルの割には今ではあまり見かけなくなった形状です。
ネックはオーソドックスなクランクネックです。他のモデルもそうですが、2000シリーズは基本的には
海外のお客さんの要望ありき、な一種の特注なので要望をある程度聞きながら作り込みます。
その為ネックなどはどうしても「市場ウケの良い」ものになります。


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2006SL。この形状も最近はあまり見かけませんが由緒正しいというか、まあ歴史ある形状ですね。
本当はこの形状には短いオーバーホーゼルの(ジング2のような)ネックが一番似合うのですが、
先に述べたような理由からクランクネック採用です。このモデルは鋭角があちこちについているせいか
輸送中のキズが出やすいモデルでした。中三の娘。。。ぐらいナイーブなヤツでした。


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2007SLは据わりの良いキャビティマレットです。オリジナルの9706と9704を足して二で割ったような
形状です。なんとも言えない絶妙な大きさとルックスでして、私の好きなパターの一つです。
これは今でもよく見かけるというか、一種の定番の形状ですね。

モデルを増やす、というのは悩ましいものです。
特に「ここのパターはこんな感じ」というイメージがある程度出来てしまうとあまり冒険も出来ず、
かといって変化が無いとモデルを増やす意味も無いし。。。というジレンマがついて回ります。
悩んだ挙げ句に結局は無難な線で・・・というのはよくある話です。
アンサー型やヒールトゥバランスからの脱却(あるいは否定)からスタートしたパターが売れると
ニューモデルとして「アンサー型」を出してしまうのはその辺もあると思います。
(ツアープロからの要望、というこれまた厄介な理由もあるのですが)
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by greishi_7146 | 2009-02-15 12:10 | KATSU YAMAMOTO
2009年 01月 14日

KATSU YAMAMOTO Archives

カツ・ヤマモトパターの簡単なまとめです。
「今イチ判らん」とのお問い合わせをいただいたので短めに。



3つのシリーズに分類できます。



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97シリーズです。 軟鉄ボディにカッパーフェースの削り出しでガンブルー(ノーメッキ)仕上げです。
実は国内で販売されていたのはこのシリーズだけです。故に一般に「カツ・ヤマモトパター」は
このシリーズの事を指します。


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2000シリーズです。 ステンレス鋳造にカッパーフェース。仕上げはボディ部分が
メッキ、フェース部分はノーメッキです。 トップブレードに楕円がある2000と
楕円が無くサイトラインの入った2000SLがあります。当初4モデルでしたが、その後
このシリーズはモデルを増やしました。
軟鉄ガンブルーという非常に取り扱いもメンテナンスも大変なパターを輸出するのは
海外の小売店さんに負担が大きい、というリクエストが多かった為作られました。
そうは言っても細部にまで手抜きのない、鋳造ヘッドとしても完成度の高さはピカイチ、
というシリーズでした。日本では店頭販売されていません。


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75シリーズです。
素材・工法は97シリーズと同じです。ガンブルーではなく特殊なメッキが施してあります。
「97シリーズのクオリティでメンテの楽なもの」という要望に応えて作ったものです。
ガンブルーの繊細な美しさや打感と較べるのは酷かも知れませんが、軟鉄削りだし、
というカテゴリの中でも手のかかった素晴らしいパターだと思います。
こちらも日本では店頭販売されませんでした。


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by greishi_7146 | 2009-01-14 16:17 | KATSU YAMAMOTO
2008年 08月 04日

Katsu Yamamoto 9710 〜refinished

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8/5出品しました。オークションはこちらのページからご覧いただけます。


カツ=ヤマモトパター9710モデルです。
USEDです。サビが出て所々にキズがあったヘッド(多分雑誌の試打用か撮影用に出したものです)を
リフィニッシュしたものです。なので正真正銘の中古です。


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ガンブルーのリフィニッシュは山本さんがガンブルーをお願いしていた「相棒」にお願いしました。
タイトリストのキャメロンのガンブルーパターやオイルカンパターのリフィニッシュも
引き受けていた人です。もともとクラブ屋さんではないのですが、ゴルフの腕前も手先の器用さも、
科学的知識も持ち合わせ、何よりよく出来た人柄なので気難しく注文の多い山本さんも
全幅の信頼を寄せていました。
オリジナルの持ち味を損なわないギリギリの所までリフィニッシュしているので、ある程度深い
キズは残してあります。そこまで削ると違うパターになってしまうので。
そのへんもお任せ出来るのが素人のこちらとしては頼もしいです。


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「オークションに出します」と言っておきながら諸般の事情から延び延びにしておりましたが、
取り急ぎ「いつになったら出すんだ?」というリクエストをいただいていた9710を今週出品致します。
中古ですのでその点は御了承の上ご検討ください。
細かい状態その他、ご不明の点はコメント欄orメールにてお気軽にお問い合わせください。
メールは…↓のほうにあるアンケート企画のコラムの中にリンクが貼ってあったと思います。
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by greishi_7146 | 2008-08-04 17:08 | KATSU YAMAMOTO
2008年 07月 07日

Katsu Yamamoto 9708

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Katsu Yamamoto 97シリーズの9708モデルです。


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いわゆるアンサー型ノーネックというカテゴリーのモデルで、ボディは9710に近い、
よりコンベンショナルな形状です。


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ネックが無く、ベントシャフトが入っているこのタイプそのものはそれほど稀ではありませんが、
この9708の場合、ベントシャフトが入りながらフェースバランスではありません。
ややトゥ側にバランスしていますがあまり極端ではありません。シャフト支点で
フェースバランスパターはフェースが地面に水平になりますが、9708は15-20°ぐらいの
傾斜を示します。 ちょうどアンサー型(Katsu Yamamotoでは9710や9707)の
傾斜と同じになるようにネックのベントがついている、といった感じですね。



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オーソドックスなモデルではありますが、この「アンサー型ノーネック」というモデルは
あまり売れ行きはよくありません。これはKatsu Yamamotoに限らず私の経験則では
どこのブランド背負わせてもだいたい同じ結果です。
主張が大人しいからかな、とも思います。


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by greishi_7146 | 2008-07-07 15:37 | KATSU YAMAMOTO
2008年 06月 20日

山本克洋 2

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リクエストをいただきましたので載せます。
ゴルフクラシック誌で紹介された山本さんとそのパターについての記事です。
取材は川田泰三さんがしました。山本さんとは知らない仲ではないベテランライターさん
なので聞きだすツボを心得ていて、また山本さんも自然体で答えているのがよく判ります。


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この号は「パター特集」で山本さんの他にも名人と呼ばれる人達がそれぞれ自分のパターに
ついて語る、という内容の濃いものでした。山本さんの前のページまでがカーステンさん
(ピン)でした。
この号をいまだにバイブルとして永久保存しているかたも一人ならず知っています。
また、この記事でカツ・ヤマモトという名前を初めて見たという人も多いと思います。


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「山本さん、雑誌の取材でカメラも入りますから、ちゃんと工場を綺麗にしておいて
下さいね。」しつこく念を押したのを覚えています。
使いやすいようによく改良・工夫された工具や治具が手順に合わせて合理的に配置された
工房ではありましたが、いかんせんワンカップの空き瓶に溶剤が入っていたりして
写真映りが悪かったので、そこはしつこいぐらいにお願いしました。
「ワシ、そういうの違うと思うんやけど。。。」ブツブツ言いながらも片づけては
くれました。いつもより小綺麗な服も着てますし。
・・・ヘッドを置いてあるバットにスポーツ紙を敷いてあるのはまあご愛敬です。


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口下手で、ともすると言わんとする真意が伝わりにくい「職人さん」の言葉を、インタビュアーで
ある川田さんはよくかみ砕いて読者に判る言語に「翻訳」してあると思います。
物作りのプロである山本さんの言葉と物書きのプロが書いた文章。
やはりどんな分野でもプロというのは凄みのある仕事をしますね。

記事の内容に関しては、書いてある以上に説明する事など素人である私には出来ませんので、
少々小さくて読みにくいとは思いますがそのままお読み下さい。
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by greishi_7146 | 2008-06-20 16:49 | KATSU YAMAMOTO
2008年 06月 13日

山本克洋 〜職人さんの仕事

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雑誌に紹介されたカツ・ヤマモトパターと作り手の山本さんです。
昔ながらの職人で、あまり自分や自分の作った物について大声で語るのが得意じゃない
性格ゆえ、雑誌の取材でもない限りあまり多くの人に知られるきっかけはありませんでした。
もっとも、雑誌の取材でも立て板に水、というわけではありませんでしたが。

山本さんのパターには何も特別なテクノロジーも特殊な理論もありません。
当たり前のものをできるだけちゃんと作る、というスタンスと、あまり見えない所に
自分なりのこだわりを入れて作られています。
とてつもなくまっとうな品物だと思いますが、「売り」がないのも事実です。
ざるとかけの美味い蕎麦屋、あるいは炙りや変わり種はやっていないけど普通の握りが
普通に美味しい寿司や、みたいなものかもしれません。

それでも山本さんの作ったパターを今でも記憶に留めている方がいらっしゃいます。
職人芸に評価と敬意を払う文化。これはあってもいいのかな、と思います。
寡黙に、決して大上段に構えずに丁寧に物を作る。これだけの事がどれほど大変かは
物を作らない私のような人間にも容易に想像がつきます。
・・・だから少なくなる一方なのでしょうね。



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by greishi_7146 | 2008-06-13 17:57 | KATSU YAMAMOTO
2008年 04月 24日

Katsu Yamamoto Refinished

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業務連絡です。ガンブルーをリフィニッシュしたカツ・ヤマモトのパター3本を
近日オークションに出品致します。
ガンブルーリフィニッシュの顛末については【BEFORE編】【AFTER編】をご覧下さい。

あくまでUSEDでREFINISHEDなので新品ではありません。一本一本それぞれ状態に差があります。
各パターの画像は出品前にアップさせていただきます。【AFTER編】でもヘッドの状態は
ある程度見えると思います。


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9707, 9710, 9712 の3モデルです。

日時、出品価格等はまだ決めていません。相変わらずののんびり屋で申し訳ありません。
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by greishi_7146 | 2008-04-24 17:13 | KATSU YAMAMOTO
2008年 02月 06日

削り出し 〜CNC Milled

機械による切削、という方法がパターに使われて四半世紀。
フェース面だけのもの、インサート用のキャビティに…と一部に使っているものも
含めると、マシンミルドは今やパターヘッド作りのマジョリティといっても過言ではない工法です。



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そんな中、いわゆる「削りだしパター」というのは、ヘッドの形状全体を機械によって
削って作るもの、というのがその定義と言えます。
さらにその中でも1)金属素材の塊(インゴット)から 2)鍛造で作った大まかな型から
という方法があります。1のほうが当然使う金属(というより使わない金属)の量が多く、
材料コストは高いです。2はこの点ではコストは抑えられるものの、それ以上に型代が
かかります。 かなりの量を作るのであれば2,多品種少量で色々な形状を作るので
あれば1が向いている、という事です。
1のほうが好まれますが決して2が品質上劣っているわけではありません。



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最初の画像の中の四角い金属の塊から2個取りしたヘッドです。
この時点でもうヘッドの形は概ね整っています。
この画像を見ると、大きなインゴットからこれだけしか残らない、というのがよく判ります。



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カツ・ヤマモトのパターの場合、ここからフェースに胴インサート用のキャビティを
開け、同じくカッパーフェースパーツを削り、キャビティに胴をはめ込みフェースを
ミリングする、という工程をマシンで仕上げます。
文字で書くと簡単ですが、時間はかなりかかります。中古のマシンなので機械の機嫌が
なったりする事もあったようで、よく操作パネルの前で凍り付く山本さんの姿を見ました。



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ここからが実は大変な作業で、特にカツヤマモトパターの場合は仕上げ勝負なので
気の遠くなるような工程と神経をすり減らす細かい手仕事が始まります。
機械3割、手仕事7割、といった感じです。



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パターというものはゴルフクラブの中でも特に個性が強いものだと思います。
言い方を変えれば、個性が介在する事が一番許されるクラブだ、とも。
ミリングという技術もあるパターにおいては均一な品質と手作業の短縮を目的として、
またあるパターにおいては鋳造では不可能だった多品種少量生産の為に、と
使われ方にも個性があり、作り手の主張がそこには反映されていると思います。
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by greishi_7146 | 2008-02-06 17:04 | KATSU YAMAMOTO
2008年 01月 31日

カツ・ヤマモト 9710別バージョン

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カツ・ヤマモトの9710モデルです。
本来は鏡のような美しい表面にガンブルーを施したフィニッシュですが、これはややマット感のある
仕上げの上にプレーティング(ニッケル系)を乗っけたものです。
フェース部分はカッパーの地のままです。



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地が明るい色なのでロゴは黒が入ってます。

ガンブルーと違い、ほんの僅かといえどもメッキには厚みがあります。フェースを削った後に
はずされたカッパーをメッキの終わったボディに入れ直す時が大変です。
カッパーフェースの周囲をメッキの厚みだけ落とす・・・書くと簡単そうですが、
カンと指先の感覚が頼りのしんどい作業です。。。って私があった訳ではないので
偉そうな事は言えませんが。
インサートとボディの境界線に溝を作ってペイントで埋める、というのが手っ取り早い解決法
なのですが、「う〜ん・・・」と結局手間がかかるほうを選んだのがこのサンプルです。



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ある意味(この方法では)ガンブルーより手間がかかりリスキーなこのフィニッシュを
なぜテストしていたかというと、これは海外のお客さんからの要望でした。
錆びる、というリスクに加え、ひとたび錆びると日本に送り返してガンブルーをやり直さないと、
という両方の面から「メンテナンスフリーのKatsu Yamamotoを」という声が非常に
多かったからです。 ステンレスの2000シリーズも作りましたが、「やはりKatsu Yamamotoと
いえば軟鉄削りだし」という要望はやはり強かったようです。

試作を繰り返し、これに近いプレーティングを選びモデル名を97XXから75XXに変えて
この『ガンブルーではないカツ・ヤマモトの削りだしパター」は海を渡っていきました。
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by greishi_7146 | 2008-01-31 16:42 | KATSU YAMAMOTO