2009年 10月 21日
「どういう人の、頭のどこいらあたりを通ればこれだけ奇抜な事が考えられるんだろう?」 形状やアイデアが当時の常識的なアイアンのセオリーからかなり外れていたからだけではありません。 史上空前の大ベストセラーとなり一種の社会現象でもあった「あの」ヒット作の後継機種としてはあまりにリスキーです。 グループ2千人を超える大企業の舵取りをするオーナー兼創業者。普通はもう少し無難な物をとりあえず出しておいたほうが得策ではないか、というのはたぶん凡人の考えなのでしょうが、そう思わずにいられません。 何しろ違和感の塊のようなルックスです。今でこそ厚いトップブレードも大胆な重量配分も市民権を得ていますが、キャビティバックですら賛否があった当時にこのデザインは・・・ その後に出た「2」では、いくらかそのルックスは大人しくなりました。コンセプトを譲らずに見た目の違和感を無くす、という点に腐心の跡が見られます。勝手なもので、2が出た当時は「何か白旗揚げたっぽくて格好良くないなあ」などとちょっとだけ不満でした。 世間の目も似たようなものだったらしく、「大コケした」と言われた初代がなんだかんだ凄い数量で売れたのに対して二代目は散々でした。「ま、二代目ってのは得てしてそんなモンだよな」と、二代目の私はよくお得意先で茶化された苦い記憶があります。 それにしても、アイ2、アイ2プラスの成功や名声に全く固執せずに全く新しい物を創った意欲と、それだけ全力で作ったニューモデルを発売してもなおアイ2+の生産を続けた柔軟性は、一体何だったのでしょうか。
by greishi_7146
| 2009-10-21 17:42
| IRONS/PING
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