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THE BANK OF PUTTERS

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2009年 09月 14日

Artist Series Flared Tip

Artist Series Flared Tip_a0093304_16193553.jpg


Bobby Grace Artist Seriesのガンブルー仕様です。
なんというか、綺麗な一本です。以前にご紹介したガンブルーのAS1モデルもそうですが、青みを帯びた
柔らかい光沢が、丁寧に研磨されたミラーフィニッシュによって生き生きとした表情を見せています。


Artist Series Flared Tip_a0093304_18293894.jpg


アンサーのロングネック型。確か昔のアーティストシリーズの一番最初に出たモデルがやはりこんな形状でした。
正確にはロングというよりセミロングと呼ぶべきネックかもしれませんが長さそのものはとてもオーソドックスだと
思います。


Artist Series Flared Tip_a0093304_18315738.jpg



きわだった特徴はホーゼルです。一見して判るのはシャフトとホーゼルの外径が等しく、一直線になっているという事です。
いわゆるオーバーホーゼル形状ですね。 それだけでなく、このパター、シャフトのチップがラッパ状(フレア)です。フレアシャフトを使ったおのとしてはAS-1のような『ジング型』ショートネックによく見られるのですが、
アンサー型の、それも長めのネックでフレア対応のものはほとんど見かけません。


Artist Series Flared Tip_a0093304_1836845.jpg


オーバーホーゼルのメリットはホーゼル部分が一直線なので視覚的に邪魔にならず、セットアップの時に気にならない点です。
それだけなら別にシャフトをフレアにする必要は無いのですが、あえてそこをこだわった理由は「フレアシャフトは
打感(フィール)が柔らかいから」だそうです。(本人談、なのでこれには異論も多いと思いますが)
ともあれ、その為にわざわざ別パーツでネックを削りだしして溶接するという手間をかけているのは余程そこにこだわりがあったのでしょう。「1992年以来やっていない仕事」と言っているので、逆に言えば1992年には
このネックのモデルを作ったのでしょう。
ヘッド重量が360gあるそうなのでバランスも33-34インチでもしっかり出そうです。
画像が粗くて細部まで見えませんが、何かフェースの削りのRが少し大きくて深いのが...個人的にはちょっと残念です。
これはArtist Series始めBobbby Graceさんのパターによく見られる特徴です。ミリングマークの径や深さは
作る側の個性というか好みが反映されて面白いですね。Kevin BurnsさんやKen Edmistonさんのパターは
比較的径が小さくて浅めの溝で、見た目としては私はそちらの繊細さが好みです。

by greishi_7146 | 2009-09-14 18:47 | BOBBY GRACE


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