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THE BANK OF PUTTERS

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2008年 08月 29日

夏休みの宿題2

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8月最後の週末、小学生の頃から全く進歩しない私は半泣きでデスクにかじりついています。
自ら「宿題にします」と宣言してしまった手前、始業式の日までには何とか体裁を整える事にしました。
なのでかなりザックリと要約してありますが、R&Aの決めた事はこんな感じのようです。


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クラブフェースの溝に関するルールの変更点
大まかに言うと溝のa)ピッチ(幅および間隔) と b)溝のエッジの鋭利さ の2点につき
より厳しく規制をかけていこう、という事です。
目的は「テクノロジーに頼りすぎる風潮から脱却し、ゴルフを本来あるべき技術の切磋琢磨による競技により近づけよう」という事です。ぶっちゃけていうと「ラフからでも
スピンがかかってピタピタボールが止まるようでは、ラフの意義が失われる。フェアウエーがちっともフェアじゃなくなるし。」という事ですね。
前後しますが、この項目は現在のルールでは付属規則Ⅱ,5Cの部分にあたります。



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ルールが変わるのはいつからか?
ルールの改正そのものは2010年1月1日です。当初ターゲットにしていた2009.1.1より
一年遅くなりました。それだけ「揉めた」というか「揉めたら嫌だから根回しをしっかりやった」のでしょう。
ルールの改正に伴い、2010.1.1以降に『製造』されるゴルフクラブはすべてこの新ルール(新規準)に
適合している必要があります。



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我々にはどんな影響があるのだろうか?
1:「今使ってるクラブが使えなくなるの?」

1)ルールに影響されるクラブはドライバーとパター以外の全てです。
2)私のようなヘボ(日本アマはおろかクラチャンにも関係ないレベル)のゴルファーは
 どんなに早くとも2024年までは今のクラブをそのまま使えます。(細かく説明がされていますが、
 そんな先の事を書いてもしょうがないので)
 メジャーなプロツアーでは2010.1.1から、下部プロツアーや試合、およびエリート
 アマの競技においては2014.1.1から規制の対象となります。。。ご参考まで。

2: 「スピン量が減るの?」
様々なフィールドテストにおいては「アマチュアレベルのゴルファーの殆どが、スピンの
かかるクラブフェースによる恩恵を受けていない」という結果が出ています。
ラフからのボールが止まるほどのボールを打つだけのヘッドスピードも技術も無い
アマチュアにはほとんど関係無いという意見が多いようです。
とはいえ、溝を規制する主旨が「スピン量を減らす」事にある以上、減る事はあっても
増える事はないと思われます。
先に書いたとおり2010.1.1以降に製造されるクラブは新しいレギュレーションに基づいて
作られるのですから、今年から来年に店頭で売られるクラブよりスピン量が少ない、
という事はじゅうぶんに考えられるのです。
「現状のクラブの多くがルール改正後のレギュレーションには適合しない数値」と
R&Aがレターの中で書いています。つまり、現行モデルのほうが2010以降のものより
スピンはかかりますよ、という(一般論ですが)事になります。
基本的な形状やスペックが大きく変わる事があまりないアイアン、特にウエッジに関しては、
今年来年あたりに買っておいたほうが良さそうですね、スピンにこだわる人は。

長くなりましたが結論です。
「とりあえず、我々アマチュアには関係無いです」
・・・あと四半世紀今のクラブを使い続けるかどうか。それ以前に私なんてもう年金もらえる
トシになってますもの、その頃にゃあ。
「アイアン、ウエッジのお買い換えは来年までにどうぞ」
・・・なんかショップの店員さんみたいですが。

by greishi_7146 | 2008-08-29 18:43 | GENERAL


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