2007年 09月 25日
2本のパターはどちらもケン・エドミストン。フェース全体が黒いのがKS-03, フェース中央に楕円形のインサートがあるのがKS-04です。 いわゆるクローンモデルで、形状は同じです。CNCで削る際もKS-04のほうに「インサート用の 凹みを作る」という工程が多いぐらいです。 コストはKS-04のほうがはるかにかかります。CNCの工程上のプラスαより、むしろ 大きいのはその後の問題です。 凹みにきっちり合わせてカッパー(KEN EDMISTONの 場合テラリウムカッパーです)のパーツを作り、それをはめ込んだ後にフェースを ミリングみなければなりません。 加えてーここが一番コストに影響するのですがー 歩留まりが決定的に悪くなります。 リジェクションレートはKS-04の場合KS-03の3−4倍だったそうです。 では、それだけコストとリスクをかけてまで何故カッパーフェースにするかというと 実はあまり意味は無いと思います。強いて言うなら「お客さんのニーズです」という 事になります。 ヘッドの素材そのものが非常に硬い場合、あるいはインサートを 除くヘッド全体にメッキ(表面硬度が金属の比ではないほどアップします)を 施す場合には柔らかい素材を打面に使用する意味はあります。 が、このパターはもともと1018の軟鉄をボディに使っている上、素材の表面硬度に 影響を及ぼさないようガンブルーを施しています。 従って、この2本のパターは形状もスペックもほとんど同じで、どちらも非常に ソフトな打感を持っているのです。大きく違うのは価格ぐらいで。 後ろからみると区別がつきません 買った後のメンテナンスもKS-03のほうが楽です。 ではなぜKS-04 (KS-02,KS-06も同様です)の方が人気があったかというと、 これは「流行だったから」「カッコいいから」等々の『好み』の問題です。 確かにカッパーフェースのモデルのフェースのミリングマークが綺麗に両素材を またいで連続する曲線になっている所や隙間なくピッタリと合った楕円の境界線を 見るとそれもうなずけます。 当時の販売価格 KS-01, KS-03 58,000円 KS-02,KS-04,KS-06 78,000円
by greishi_7146
| 2007-09-25 15:00
| KEN EDMISTON
|
アバウト
カレンダー
カテゴリ
全体 PING BRONZE PING STAINLESS PING COPPER/SATIN PING NICKEL PING OTHERS ARCHIVES-PING PUTTER ARCHIVES-PING OTHERS ARCHIVES-OTHERS PING ANSER BOBBY GRACE KEN EDMISTON KATSU YAMAMOTO KEVIN BURNS CLASSIC BLADES OTHER PUTTERS GENERAL IRONS/PING YAHOO! AUCTIONS OTHER IRONS/WOODS BULLSEYE 未分類 以前の記事
2020年 04月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 フォロー中のブログ
リンク や連絡先など
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||