2007年 08月 16日
溝の違い=ルール違反か否か。 とても抵抗ある表現ですが、ピンアイ2とアイア2プラスの違いに対する一般的な認識は こんな感じではないでしょうか。 左がEYE2 BCの中でラディアスドUグルーヴ(R&Aルールで不適合となったのはこの溝です)の フェース、右がEYE2+ BCのフェースです。R&Aの30度測定法でも幅がサイズ内に収まる ように変更されているのがわかると思います。プラスのほうがエッジが角張っています。 すべてのEYE2, EYE2 BCがラディアスドU溝ではありません。 左がEYE2の6番、右がEYE2+の6番です。三脚を使わないで撮ったので縮尺が 違い、大きさがバラバラですが実際には大きさはほぼ同じです。 溝の違いばかりに目が行きがちですが、EYE2とEYE2+はかなり形状が違います。 キャビティ側から見るとプラスのほうがトゥ寄りにウエイトを持ってきているのが 見てとれます。全体的にオーソドックスなキャビティ形状をしているのはプラスの ほうだと思います。 週刊誌のまちがい探しクイズではないですが、左右を較べると細かい違いは沢山見つかりますが、 クラブのデザインとしての一番の違いは全体的な形状の違いです。 6番アイアンのソールです。左がEYE2+, 右がEYE2です。幅広でよりフラットなのが 左NEYE2、対してEYE2+は幅が狭くキャンバーソールになっています。 ソールの真ん中がより狭くえぐれているのもEYE2+での変更点です。この部分の重さを 左右に配分してあります。 リーディングエッジの落とし方もEYE2+ではより大胆になっています。 6番あたりのミドルアイアンでは一見あまり大きな違いは無いようにも見えます。 ショッートアイアン、ウエッジになると違いはより顕著になります。WやSでは プラスのほうが明らかにソールの接地面積が小さいです。 セット単位で見ると設計のコンセプトがかなり違います。ここまで違うとむしろ 全く異なるモデルとして認識したほうが良いのかもしれません。 ちなみにアイ2(プラス無し)の中にもアイ2プラスと同じ形状をしているものも あります。「EYE2プラス NO PLUS」というややこしいこの「過渡期モデル」は ラディアスドU溝を持つアイ2プラス形状なのでアメリカの中古市場では大変人気が あるようです。 両者のシリアルナンバーの刻印(左がEYE2,右がEYE2+) 無骨な打刻だったのがマイクロスタンプの導入でドッドプリントのようになってます。
by greishi_7146
| 2007-08-16 17:33
| IRONS/PING
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