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2007年 07月 15日

ANSERのヘッドスペック

今から30年以上前に作られ、今なおパターのヘッド形状の一つのスタンダードであるアンサー。
発売以来変わらない伝統のヘッド・・・とはいえやはり時々に合わせて大小さまざまな
モデルチェンジはなされているようです。
形状的にはデールヘッドVS以降、ロングホーゼルVS以降、というように目に見える
変更が広く認識されています。

やっかいなのは一目では判りにくい、あるいはあまり認知されていない変更です。

一般的には形状が同じと認知されている85068以降のアンサーの何本かをピックアップして
重さとバランスを量ってみました。中古屋さんなどで普通の値段で売られているアンサー
のほとんどがこの時代のものだと思います。



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85068; PATENTEDの文字がレイル上にある古いモデルです。
34" / C6/ 477g



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85068; PATENTEDがキャビティ内にあるモデル
34" / C2/ 462g



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85068; PATナンバーが右下あるモデルです。
34" / C4/ 470g



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85029; PATナンバーがあるモデルです。
34" / B7/ 444g



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85029; PATナンバーが無いモデルです。
35" / E8/ 502g



上から時系列順に並んでいます。
つまり、85029時代になってアンサーは重さ・バランスともにかなり軽くなるよう
設計変更され、その後大きく反動して一気に重くなります。
計測した中で一番新しい85029のみ35"ですが、それを差し引いてもあまりある
大きなスペック差です。Bバランスが一気にEバランスになるというのは、かなり
パターの機能にも差を作り出します。

確かに、85029アンサーは当時からその軽さがしばしばネガティブな問題となって
いました。「高速グリーンには不向き」「ベントではちょっと・・・」といった
ように、軽さがマイナスに働いてはいました。
念のためもう一本、同じモデルを量りましたが、そちらも446g/B7でした。

ある日急に、何の事前説明もなく重くなったのが一番下のモデルです。アンサーのみ
ならず、アンサー3も同時に同じぐらい重くなりました。
マーケットの要望に応えたのか、それとも何か他の要素があったのか、定かではありません。



a0093304_1510917.jpg


素材の比重が変わるはずもないので、やはりスペックの差はそのまま形状にはねかえります。
トップブレードの厚みを見ると一番違いが顕著だと思います。どちらかというと
繊細でスラっとしたアンサーのトップブレードは、重厚感のある厚みに変わっています。


a0093304_15122226.jpg



違いはもう一つあります。 独特なバウンス角とスクープ角のコンビネーションを持つ
ソールは、比較的スムースな曲面に変わっています。以前のアンサーだとそのソールの
アングルにより、かなりハンドファースト気味に構え、左足寄りにボールを置いて
始めてソールが座るようになっていました。(そうしないとフェースが開くように
ソールがティルトしてしまいます) これはギア効果を生み出す為には最適、という
カーステンさんの考えに基づくものだと思います。 いっぽうでアンサーは座りが
悪い、という、これまたネガティブな評価となっていました。
これ以降、アイソピュア、アイソフォースではいっそうこの傾向は顕著になります。
キャメロンのアンサー型がしっくり来る人は新しいアンサーのほうが座りが良いのは
こういった理由です。


a0093304_15205286.jpg


フェース側近くに走る馬の背状の筋がはっきり見えるほうが古い85029です。

店頭で構えて、あるいはボールを転がして確かめてフィーリングが合う一本を選ぶ、
というのが最良の方法ではありますが、これだけスペックに違いがある、というのは
ちょっと頭の片隅にでも置いておくと良いのかもしれません。
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by greishi_7146 | 2007-07-15 15:25 | PING ANSER


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