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THE BANK OF PUTTERS

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2007年 05月 29日

PING IRON ウエッジのロフト

EYE2からEYE2+にモデルチェンジする際には色々な変更点がありました。
ソールの形状もそうですが、スペックにも大きな変更点がありました。
ウエッジのロフトです。 Wで約3°、Sに至っては約5°もストロングになっています。
こうなるとプラスのあるなしのマイナーチェンジというよりは全く違うモデルと言っても
いいと思います。
EYE2+からZING。これはもう形が大きく違い、それが目立つ為に他はあまり気になる事も
ありませんがここでもSのロフトは1°ストロングになりました。
どんどん立っていくピンアイアンのロフト。
その流れに始めて待ったを掛けたのがZING2です。


PING IRON ウエッジのロフト_a0093304_17491373.jpg


とはいえ、Sは相変わらず52°のまま。どこが変わったかというとLのロフトです。
EYE2で61°だったロフトはEYE2+で58°、ZINGで57°になりました。このロフトは
ロブウエッジとしては極端に立っているとは言えませんが、それでもEYE2時代のLの
評価と比較するとやはり「飛びすぎるロブ」という事にはなってしまいます。


PING IRON ウエッジのロフト_a0093304_17515989.jpg


そこでZING2ではLをEYE2時代の61°に戻しました。とはいえSのロフトはEYE2時代より
6°立っているので、SとLの間には実に9°ものギャップが生じてしまいます。
そこで作られたのがLSという中間の番手です。LSはロフト57°で、これはZINGのLと
同じで、かつEYE2のSとほぼ同じです。


PING IRON ウエッジのロフト_a0093304_17554786.jpg


こうしてZING2になって始めてウエッジのバリエーションがW,S,L以外に生まれました。
その後ZING2はネリリウムカッパーのシステムウエッジを発売し、一気にW1,W2,S1,S2,S3,L
というウエッジ6種類体勢をラインアップします。この時にはLSは消えています。
・・・やはりややこしかったのでしょう。
さらにこのウエッジシステムはISIで#1からの単一モデルのオプションとして採用されました。
しかしながら、ウエッジを細かいロフトでチョイスしてセットを組む、というのは
ほとんどのゴルファーにとってやはり煩雑だったようであまり活用はされず、
その後i3からはなくなりました。代わりにWとSの間にUが作られ、現在のRAPTUREに
至っています。 至極妥当な選択だと思います。
現在RAPTUREのSとLのロフトは54°と58°だそうです。ちょうど回り回ってEYE2+
の頃のロフトに落ち着いた、という感じなのが不思議でもあり面白くもあります。

by greishi_7146 | 2007-05-29 18:03 | IRONS/PING


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