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THE BANK OF PUTTERS

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2007年 03月 27日

アイアン用スチールシャフト 〜PART1

EYE2当時からISIシリーズあたりまでに使われていたアイアン用のスチールシャフトは
何種類かありました。一番ポピュラーなのはやはりEYE2時代のZZ LITEだと思います。
ステップのピッチや深さでも区別できますが、シャフトのラベルを見るのが一番
判りやすい方法です。


ZZ LITE


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アイアン用スチールシャフト 〜PART1_a0093304_15482959.jpg


ご存じZZ LITEです。EYEやそれ以前のモデルにも使われましたが、EYE2, EYE2+の
スタンダードシャフトとしてとみに有名です。他のほとんどのスチールシャフトと
同じくTRUE TEMPER社製です。一定のピッチで規則正しく並んだステップを持ち、
軽量/低トルクというカーステンが理想としたアイアンシャフトの条件を満たす
スチールシャフトの名作です。 ラベルの左(黒/青)がUS(世界)向け出荷に、
右(黒/緑)が日本向け出荷に付けられていました。



K SHAFT
アイアン用スチールシャフト 〜PART1_a0093304_15513964.jpg
アイアン用スチールシャフト 〜PART1_a0093304_15515450.jpg


K シャフトです。ZZ LITEと大体同じ時期に出始め、後に後継のKTシャフトに代わりました。
ZZ LITEに較べややフレックスが硬目で逆にトルクが多めなのが特徴です。どちらかというと
アイアン用より合板ウッドに使われていたシャフトです。見た目でZZ LITEよりやや
細く感じられます。 ラベルの左(空色)がUS,右(緑)が日本向けです。




MICROTAPER
アイアン用スチールシャフト 〜PART1_a0093304_15525179.jpg
アイアン用スチールシャフト 〜PART1_a0093304_155359.jpg


MICROTAPER 通称MTです。記憶が曖昧ですが、このMTだけが確かTRUE TEMPERでは
なかったと思います。確かBRUNSWICK社、もしかしたらUKだけAPOLLO社だったかも
しれません。ちょっと交錯してます。 ステップが他のシャフトと違いはっきりとした
段差ではなくファジーな(なだらかな)感じでした。EYE, EYE2では割と見かける
シャフトです。柔らかめで最軽量、かつトルクが大きいという点ではグラファイトに
一番近い特徴を持つ「体にやさしい」シャフトと言えるかもしれません。
左(黒)がUS, 右(緑)が日本向けです。




KT & KT-M
アイアン用スチールシャフト 〜PART1_a0093304_15534998.jpg
アイアン用スチールシャフト 〜PART1_a0093304_1554257.jpg


KTおよびKT-Mです。K SHAFTの後継モデルで、EYE2後期にオプション、
ZINGにおいてスタンダードとして採用されました。ステップ間隔がバット側
(ラベルの貼ってある位置からグリップ部分にかけて)で細かく、かつピッチが
不規則になっています。ZZ LITEに較べフレックスは硬くトルクが大きいシャフト
です。KTがKT-Mにマイナーチェンジした理由についてはいくつか説がありますが、
ここでは触れません。 その後ZING2でJZシャフトがお目見えしてKT-Mの役目は
終わります。 ラベルは左がKT, 右がKT-Mです。どちらもロゴが緑色なので
日本向けです。




JZ (1ST GENERATION)
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アイアン用スチールシャフト 〜PART1_a0093304_1554536.jpg


JZシャフトです。 ZING後期に生産を開始し、ZING2ではスタンダードとして
採用されました。 その後i3シリーズではCUSHINインサートのオプション対応、
さらにはフレックスにバリエーションを持たせた第二世代のJZが誕生しますが、
このJZはまだ1フレックス時代のものです。トルク、フレックスともにZZ-LITEと較べ
かなり柔らかさを感じさせるスペックです。重量はやや重めです。
その後ISIシリーズでは再びZZ系の後継モデルZZ65が制式採用された事を考えると
JZは大きめのヘッドを前提にデザインされたのかもしれません。
ラベルは左がUS, 右(JAPANの文字入り)が日本向けです。

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OTHERS
この他にEYE2初期まで使われていた「TTT STD」「TTT STIFF」というシャフト、
一貫してオプション対応していたTRUE TEMPERの定番(非PINGオリジナル)の
DINAMIC GOLD STIFF (DGS400)と同X-STIFF (DGX100)、ISIシリーズでの
スタンダードシャフトだったZZ 65 (今でもオプション対応として残っています)が
ありますが、それらに関してはまた項を改めたいと思います。


by greishi_7146 | 2007-03-27 15:40 | IRONS/PING


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